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| ■796 /inTopicNo.2) | Re[1]: 海外へパソコンを持ち込む時の方法 |  □投稿者/ Spur 一般人(9回)-(2006/02/24(Fri) 13:22:15)
 > 私が入国予定の空港で関税で、
 > パソコンに対しかなりの関税か課せられ、
 
 どこの国でしょう?
 よかったら教えてください。
 国によって対応が違うんですよ。
 世界の国を、貿易上は3つに分類しています。
 「安全国」「禁輸国」そして「ホワイト国」です。
 「安全国」には問題なく持っていけます。
 「ホワイト国」はモノによって違います。
 「禁輸国」には、絶対に持っていけません。
 持っていくには通産大臣の許可が必要です。
 
 と言うより、正しくは、日本の国から持って出ようとすると、それはすべて「輸出」になるのですが、輸出するすべてのものは原則的に通産大臣の許可が必要なんです。
 ただ、そうは言っても、それは大変なことなので、次のものは許可を省略できるんです。
 1)旅行に必要な身の回り品
 2)「外国貿易管理法」別表の否該当品
 
 「旅行に必要な身の回り品」とは、着替え、洗面道具などですが、電卓や小型の電子手帳も問題ないでしょう。
 パソコンの場合は、この「旅行に必要な身の回り品」になるかどうかですね。
 普通の人には不要なものなので、ならないとの考え方が一般的だと思います。
 しかし、電子手帳や電子翻訳機と構造的には変わらないのだから、それらが良いなら、なぜ悪い?との考え方もありますね。
 ですから、もって行く相手の国とパソコンの性能で判断します。
 64bit機はダメです。輸出許可が必要です。
 
 そのことは「輸出」の問題ですが、相手国へ入る時は「輸入」になりますので、また問題が違います。
 私のサイトの中にも書いてありますが、輸入を許可するかどうかの問題と、許可はしても関税の問題があります。
 
 > しぶしぶ払ったと云う体験談を聞いたので、
 
 「しぶしぶ」はおかしいです。
 相手国にしてみれば、「輸入品」に関税をかけるのは当たり前なんです。
 帰国する時にアルコール類は3本までと言われますが、別にそれ以上持って来ても良いのですよ。
 私はドイツからワインを12本送ったことがあります。
 問題は、無税か課税かだけのことです。
 
 > > @ 使用目的と帰国時に持ち帰ることを書面にしたもの
 > A Profoma Invoice
 > を大使館に持っていって、印をもらうといいのですね。
 
 そうです。それが確実です。
 一番課税を低く抑える方法です。
 
 > > > @は特に書式などはないのでしょうか?
 > > このA Profoma Invoiceについて、これはどのように作成するのでしょうか?
 > 販売店に作成してもらう物なのでしょうか?
 
 自分で作るものです。
 「Profoma Invoice」は言わば「価格証明書」です。
 品名、型名、価格を書いて、証明者のサインがあれば良いでしょう。
 私はいつもワープロで作っています。
 一般的な請求書や領収書のようなフォームで作れば良いですよ。
 一番左上に相手の名前など、右上に輸出もとの名前、右下に証明者のサインが一般的です。
 また、「この価格は通関のためだけのものであり、販売目的ではない」という意味のことも書いておきます。
 私は、「No commercial value. The value for customs clearance only.」と書いています。
 パソコンを買った時の領収書でも良いのですが、英文じゃないといけないですね。
 それに、最近買ったものじゃないと、買った時の価格で税金が決まってしまいます。
 要は、現在価値を証明する書類を作って、相手国の大使館で印をもらえばそれが証明書になるわけです。
 
 
 
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