竹とんぼの作り方
竹とんぼは、竹さえあれば、小刀1本でできます。 準備の段階では竹を切ったり割ったりする鋸とナタ、そして羽根の中心に穴を明けるキリが必要ですが、準備ができてしまえば、あとは小刀だけで簡単にできるし、慣れると15分くらいでできますから、イベントなどにも楽しくて良いですね。 ここに書いたのは、標準的な作り方です。 |
No.9 竹の準備 (38 KB)
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真竹が一番良いのですが、なければ何でも良いです。 12cmと15cmの2つの長さに切っておきます。 15cmの方が軸で、12cmの幅広の方が羽根になります。 ノコギリで切って斧かナタで割ります。
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No.8 裂いて素材を作ります (42 KB)
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15cmの方は幅5〜6mm、12cmの方は13〜15mmの幅で裂きます。 ナタがあると簡単に裂けますが、小刀を当てて地面に叩きつけるようにすれば裂け目が入るので簡単に割る事ができます。 羽根には丁度中央にキリで3〜4mmの穴を明けておきます。 丁度中央に明けないとバランスが悪くて飛びません。
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No.7 羽根を削る (48 KB)
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中央の穴のすぐ横に小刀を当て、斜めに切り込んで、力を抜いて向こう側にス〜っと切り出します。 小刀を差し込む時は力を入れて、押す時には力を抜いて滑らせます。 竹は繊維方向は軽く滑らせるだけで良く切れます。 右下の写真のように、断面が三角形になるように削り出します。
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No.6 表側の仕上がり (41 KB)
右と左が同じようになるまで削ります。 右と左の形、厚み、形状が違っているとバランスが悪くて飛び方が悪くなります。 中央の軸を挿す部分は肉厚になりますが、その厚い部分をできるだけ小さくなるように、そして、急激に薄くなるように削ります。
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No.5 裏も削る (44 KB)
表側ができたら、裏も同じように削って、右下の写真のように、薄く仕上げます。 厚さ1.5〜2.0mmくらいで、羽根の前側(緑が少し残っている方)が厚く、反対側はカミソリの歯のように薄く仕上げると良く飛びます。 ただし、あまり薄すぎると、もろく欠けやすくなります。 前が1.5mm、後ろが0.5mmくらいが良いと思います。
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No.4 軸を作る (44 KB)
羽根が完成したら軸を作ります。 軸は、中心に明けた穴より少し太く仕上げ、穴に挿す部分だけ細くして穴に合わせます。かなりきつく、回しながらやっと入るくらいが丁度挿し加減です。 軸はあまり細いと回しにくく、太いと重さで飛びが悪くなります。 できるだけ細く、軽く作ってください。 最後に、羽根の先端の直角になった部分が鋭いので角を落としておいてください。
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No.3 完成 (43 KB)
出来上がった軸を羽根に挿せば完成です。 羽根と軸が直角になっていることを確認してください。 直角になっていないときれいに飛ばないので、その場合は軸を削って挿し直したり、穴を調整して接着剤で固めたりする必要があります。 また、羽根の角度や重さなどの加減で、飛ばしたときに真上に向かって飛ぶ場合と、前に飛ぶ場合があるので、広いところで飛ばしてくださいね。
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