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Spur 趣味から得た知識【HTML講座】 HTML(文字の装飾) 文字を装飾するには、いくつかの方法があります。
単独目的のタグ
次のように、指定したい部分だけを開始タグと終了タグで囲みます。
文字を<B>太くする</B>(Bold)。
文字を<I>傾ける</I>(Italic)。
文字に<U>下線を引く</U>(Under line)
文字に<S>取り消し線を引く</S>(Bold)
部分的に<SUP>Superscript</SUP>上付き文字にする。
部分的に<SUB>Subscript</SUB>下付き文字にする。
見だし文字指定でサイズを変える
「見だし」は<Hx></Hx>で表し、「x」の部分には1〜6までの数字を入れます。
<H1>一番大きな文字</H1>
<H2>かなり大きな文字</H2>
<H3>少し大きな文字</H3>
<H4>普通の文字</H4>
<H5>少し小さな文字</H5>
<H6>一番小さな文字</H6>
<Hx></Hx>タグにはオプションで「ALIGN」があり、文字の位置指定も同時に出来ます。
<H3 ALIGN="CENTER">少し大きな文字で中央</H3>
<H5 ALIGN="RIGHT">少し小さな文字で右寄せ</H5>
位置指定に使えるのは、LEFT、CENTER、RIGHTの3種類です。
FONTタグで文字サイズを変える
<FONT></FONT>タグの「SIZE」オプションを使って文字サイズを変えることも出来ます。
数字は1〜7で指定し、この場合は、<Hx></Hx>タグと逆に数字が大きいほど文字も大きくなります。
また、相対指定といって、現在のサイズより、「ひとつ大きく」とか「ふたつ小さく」といった指定もできるのが<Hx></Hx>タグと違います。
<FONT SIZE=2>二番目に小さな文字</FONT>
<FONT SIZE=+2>2つ大きな文字</FONT>
FONTタグで色を変える
<FONT></FONT>タグのパラメータの「color=」を使って文字の色を変えることができます。
色の指定のしかたは、数値で指定する方法と、色名で記述する方法があります。
RGBの3色指定では、16進数3桁で、R(Red)G(Green)B(Blue)をそれぞれどれだけづつ混ぜるかの指定ができ、 それぞれを00〜FF(十進数換算:0〜255)の指定が可能なため、256×256×256=1677万色の表現が可能です。
ただし、HTMLファイル上の記述では、色そのものを出力しているわけではなく、どんな色に表現されるかは、 アクセスしている人のマシンOSによって異なります。例えば、Windows、Machintosh、UNIXなどです。
システムカラーパレットが共通している次の216色を使えば、マシンOSが違っても大体同じに表現されます。
3色それぞれの色指定に、「00」、「33」、「66」、「99」、「CC」、「FF」のいずれかだけを使用する。
<FONT COLOR="#CC99FF">明るい紫色</FONT>
<FONT COLOR="#33CC66">明るい緑色</FONT>
「光の3原色」ですから、すべて最大で混ぜれば(#FFFFFF)白になり、何も混ぜなければ(#000000)黒になります。
色名で指定する場合は限られた色しか指定できませんが、ソースを見たときに指定色が分かりやすい利点があります。
<FONT COLOR="magenta">マジェンタ</FONT>
<FONT COLOR="darkblue">ダークブルー</FONT>
色名と実際の色はこちらを参考にしてください。 ただし、この色指定方法はHTML4.0・CSSで設定されているものであり、次のバージョンで廃止され、スタイルシートを使うことが推奨される予定です。
FONTタグで書体を変える
<FONT></FONT>タグのは「FACE」オプションがあり、書体を指定することが出来ます。
しかし、マシンOSや国ごとに書体の呼び名が異なるので使用するべきではないオプションです。
例えば、MS社のオーサリングツールやワープロ/表計算ソフトなどでHTML出力をすると、必ず<FONT FACE="MS ゴシック"> というタグが出力されてしまいますが、相手がMS社のOS(Windows)でなければ理解できない書体です。MachintoshユーザやUNIXユーザは持っていないフォントですから 表示のしようがありません。
まして、<FONT FACE="MS PR2ゴシック">なんて言われても、Windows95ですら理解できません。Windows98以降にしか無いフォントだからです。
色にせよ、書体にせよ、相手の立場にたった書き方を心がけましょう。
練習
メモ帳を起動して、「sample2.htm」を開き、次のように修正してください。ただし、タグは大文字でも小文字でもかまいません。
<HTML> <HEAD> <FONT SIZE=4 COLOR="#00FFFF">HTMLのお勉強</FONT><BR> </HEAD> <BODY> HTMLは<FONT COLOR="#CCCC33">タグ</FONT>というもので書くプレーンなテキストファイルである。 </BODY> </HTML>
そしてそれを「sample3.htm」と名前を変えて保存し、ブラウザで開いて見ます。
→ このようになりましたか?
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